① 定義
小動物とは飼いならされた犬もしくは猫のことです。
② 制限
お預かりできる小動物は同一フライトにおいて、お客様一人につき一匹までです。
③ 輸送に必要な書類:
国内線
1.(1)動物衛生監督院発行の「動物検疫証明書」
(2)小動物ワクチン接種証明書
2.国際線
(1)輸出検疫証明書
(2)健康証明書
(3)狂犬病予防接種証明書
(4)すべての旅程において、目的国/乗継国が要求する入国許可、健康証明書および予防接種証明書を適切に準備してください。
(5)その他、旅程の対象となる目的国/乗継国の政府が必要とする書類を準備してください。 書類の要件については、旅行情報マニュアルを参照、関連国の領事館または大使館に問い合わせる、または関連する各国政府のWebサイトを参照してください。
④ 預入条件:
1.中国東方航空/上海航空の運航便、且つ中国東方航空/上海航空の直行便であること。
このサービスを利用できる空港については、
弊社ホームページ(http://www.ceair.com/guide2/jcxx/index.html)から、「インフォメーションサービス - 空港サービス - サービスの内容」を参照してください。
貨物室内に酸素が供給できない機材の場合は、小動物の輸送ができません。場合により機材が変更されることがございますので、詳しくは当日の空港カウンターにてご確認ください。
2.安全な小動物輸送に関して、出発地、到着地共に受託時の気温が摄氏マイナス12℃以下または、摄氏30℃以上になる場合(中国気象局が発表している気温予報に基づいてご確認ください。検索サイト:htp://www.cma.spv.cn/中国国外からの始発便の場合は、現地の気象局が発表する予報をご確認ください。)は、小動物の健康への影響が考えられます為、慎重にご検討ください。なお、当該運送中に発生した小動物の死傷については免責とさせていただきます。
⑤ 申請期限
フライト出発時刻の48時間前まで
⑥ 申請方法
小動物輸送は、中国東方航空の事前同意が必要です。
公式ウェブサイトより「小動物輸送申請書」を印刷し、必要事項を記入後、中国東方航空出発都市の市内支店へFAXで申請して下さい。
フライトの出発日に応じて申し込みを確認し、順次申請者に連絡致します(平日09:00〜18:00)。 申し込みを送信してから数日経ってもこちらからの連絡がない場合、お申込み頂けていない可能性がございます。その場合はお手数ではございますが、FAXをお送りいただいた市内支店へ電話にてご連絡をお願い致します。
※注意: 申請の結果は、中国東方航空からの回答をもって完了となります。
⑦ 小動物輸送費用:
小動物およびそのケージ(餌・水含む)の重量の合計を、超過手荷物および関連する規則に従って空港にてお支払いください。
⑧ 当日空港にて:
「小動物輸送申請書」の原本、パスポート、および小動物検疫証明書・狂犬病予防接種済み証明書・健康証明書を持参して下さい。国際線では、関連する国(地域)での小動物の輸送、入国に必要な有効な書類も含まれます。遅くともフライト出発時刻の90分前までに空港へお越し下さい。カウンターにて小動物輸送費用をお支払い・運送誓約書をご記入頂きチェックイン下さい。
⑨ お預けについて:
1.個々にケージに入れた小動物とそのケージの合計重量(餌と水を含む)は、32 kgを超えてはいけません。
2.小動物用の特別な航空輸送用ケージを用意してください。
(1)特別な航空輸送用の小動物ケージで、強度のある素材でできており、通気口は、少なくとも3か所必要です。脱走防止のためにケージのドアは施錠できるようになっており、金属製でなければなりません。 (図-1参照)。
図-1
(2)小動物用ケージの通気口は金属製でしっかりと固定されていなければなりません(図-2参照)非金属製の場合は円形または他の形状の通気口でなければなりません。
図-2
(3)小動物用ケージの付属品(ナット、ボルト、リベット、鍵などを含む)は丈夫でなければなりません。
(4)小動物用のケージには、設置の際適切な取り扱いをするために、取っ手などの隆起した部分が必要です。
(5)小動物用のケージの底部は安定しており、滑らずに平らな面に固定できるものにしてください。車輪付きの小動物ケージを使用する場合は、運搬時に滑らないようにあらかじめ車輪を固定するか取り外してください。
(6)小動物用のケージのサイズは、ケージ内にて小動物が自由に立ったり座ったりできること、また、通常の姿勢で横になったりするのに十分な大きさでなければなりません。
図-3
1サイズの説明:
A:鼻の先端から尾の付け根までの長さ。
B:肘から地面の高さまで。
C:小動物の最大幅。
D:地面から耳の先または頭頂部まで。 立っているとき、小動物は自然に箱の上に触れないこと。
2小動物用ケージのサイズ:
長さ= A + 0.5B
幅= C×2
高さ= D
(7)小動物が窒息しないように空気の循環を確保できるようにします。
(8)航空機、機内装備品その他の物を汚染しないように、糞便の漏出を防ぐことができるように、小動物のケージの内側は吸収パッドなどで覆われていなければなりません。 新聞などの有毒物質を含むものを吸収パッドに使用しないでください。
(9)ケージに入れることができる小動物は1匹のみです。
(10)長距離路線(6時間以上)のフライトには、小型の動物用給水器が必要です。
3.小動物用ケージは適切に梱包してください。
(1)固定するには、固定装置の両側を結束バンドで補強する必要があります(図4参照)。 結束バンドの幅は3.6 x 100 mm以上にすることをお勧めします(図5参照)。
図4 図5
(2)小動物用ケージの外側にナイロン製保護ネットを使用します。 ネットの網目の大きさは動物の頭の直径を基準として、網目の直径は2mm以上であること。保護ネットをしっかりと束ね、ケージの扉箇所を避けて結び、ケージが滑らない場所に置きます。また、 受け取り時に保護ネットが損傷していないことを確認する必要があります。
(3)保護ネットで梱包する場合は、梱包テープで梱包してください。 中型のケージ(容量の仕様は81×55×58cm以上で、ケージサイズは91×60×66cm未満です。)上下の面は水平と垂直に二重に束ねられ、「井」形になるようにします。 (ケージ容量の指定は91×60×66cm以上)
覆いかぶせケージをひっくり返した際に小動物が引っかからないようにするため、ボックスの側面は横方向に覆わず、サイドストラップは垂直且つ平行にする必要があります。
梱包時には、梱包テープを扉の格子と保護格子に通し、一方の格子から延ばし、次の格子から延ばして、扉とケージ本体および保護用ネット袋を一緒に固定するように等間隔にする。 ストラップとケージの扉を固定するには、結束バンドを使用します(図6参照)。
図6
(4)小動物のサイズが大きく、航空専用の小動物用ケージを使用する場合は、受託手荷物の規定サイズを超えることがあります(つまり、3辺の合計は203CMを超える場合)。その場合は、旅客手荷物としてチェックインすることは許可されていませんので、貨物便を利用して小動物の航空輸送を行うことをお勧めします。
4.小動物は、客室ではなく貨物室で輸送する必要があります。 受託する小動物についての輸送は、全てお客様の責任となります。中国東方航空は、通常の輸送条件下での小動物の怪我、病気、逃避および死亡に対して一切の責任を負いません。
5.小動物輸送は、付加価値サービスはありません。
6.次のいずれかの場合、小動物の輸送は拒否されます。
(1)小動物が長距離飛行、途中着陸しない飛行に適していない、または航空機の貨物スペースでの輸送に適していないとき。
(2)本条第2項の規定に違反している小動物の輸送用ケージを使用する場合。
(3)妊娠している小動物、及び48時間以内に出産する予定の小動物。
(4)生後6ヶ月未満の小動物。
(5)鼻の低い犬種および鼻の低い猫種、猛犬、高温高地の環境に適さない犬種及びその他の航空輸送に適していない小動物、または中国東方航空が条件によって安全に運送できないと判断した小動物。テリア、アーフェンピンシャー、ボクサー犬、ブルドッグ、スパニエル、チベタン・マスティフ、パグ、マスティフ、アメリカンスタッフォードシャー・テリア、アメリカン・ピット・ブル・テリア、ボストン・テリア、ブリュッセルグリフォン 、スペインスパニエル、イングリッシュスプリンガースパニエル、イングリッシュトイスパニエル、キャバリア・キングチャールズ・スパニエル、キングチャールズ スパニエル、ボルドー・マスティフ、ブリュッセルグリフォン、アーフェンピンシャー、ラサ・アプソ、ピットブル、ヤンキース、ペキニーズ、チャウ・チャウ、日本狆、ボルドー、日本犬、シャーペイ、シーズー、ピットブル、土佐犬、ブラジリアン・ガード・ドッグ、ドゴ・アルヘンティーノ、サモエド、闘犬、及び上記品種の雑種犬、バーミーズ、ヒマラヤン、ペルシャ、エキゾチックショートヘア、ブリティッシュショートヘア等が含むが、上記の品種に限りません。
(6)小動物が実際に運送される日は輸送中の中間地点の温度(最低または最高)が、摂氏マイナス12℃以下または摂氏30℃以上である場合。
7.以下の小動物用ケージは、小動物受託用には使用できません
(1)金網で完全に溶接したケージ(図-7参照)。
図-7
(2)扉がプラスチック製またはガラス繊維製であるケージ(図-8参照)。
図-8
(3)組み立て式小動物用ケージ(図-9参照)。
図-9
(4)上部にドアや通気口があるケージ(図-10参照)。
図-10
(5)折り畳み式携帯用小動物ケージ(図-11参照)。
図-11
(6)軟らかい材質や、通気口が柔らかいプラスチック製である(判別方法:手で押すとケージや枠が大きくへこむ、または押された部分が変形する)ケージ。
⑩ 変更と払戻:
1.小動物受託サービスを予約したお客様が、フライト、日付の変更や、受託サービスをキャンセルする場合は、予約したフライトの出発時刻の48時間前までに、フライトを変更する必要があります。 チケットを変更した後も引き続きこのサービスが必要な場合は、申請手順に従って再申請してください。
2.使用するチケットの規定に従って、変更または払戻しを行う必要があります。
3.小動物輸送の申請は受理されたが、実際の運送当日の気温が基準を満たしていない場合、お客様はフライトの出発前に申請支店に連絡し、払戻しまたは予約変更をする必要があります。また、当日空港へ既に到着したお客様は、中国東方航空のスタッフにご相談ください。
⑪小動物を連れて中国に入国する際の中国検疫規定
中華人民共和国税関管理局は2019年第5号通告≪关于进一步规范携带宠物入境检疫监管工作的公告≫を発表し、2019年5月1日より実施致します。
(1)中国に連れて入国できる小動物は犬もしくは猫(補助犬含む)に限ります、お客様一人につき一匹までです。
(2)小動物を連れて中国に入国する際に、中国税関に輸出国または地域の公認動物検疫機関が発行した有効な検疫証明書および狂犬病予防接種証明書を提供しなければなりません。
(3)小動物はマイクロチップを装着しなければなりません。マイクロチップは国際基準であるISO11784もしくは11785の15桁の数字で、スキャナーで読み取りができる状態であることを確保しなければなりません。上記以外のマイクロチップの場合、飼い主は読み取りできるスキャナーをご自身でご用意して頂く必要がございます。
(4)下記3つの条件の内1つに当てはまる場合、隔離検疫が免除されます。それ以外の場合は入国する小動物は税関が指定した検疫施設で30日間隔離検疫を受けなければなりません。
a.ニュージーランド、オーストラリア、フィジー、フランス領ポリネシア、ハワイ、グアム、ジャマイカ、アイスランド、イギリス、アイルランド、リヒテンシュタイン、キプロス、ポルトガル、スウェーデン、スイス、日本、シンガポール、中国香港、中国マカオを含む19の指定国または地域から入国する小動物の場合、有効なマイクロチップを装着し、尚且つ、入国時の検疫検査に合格すること。
b.上記指定国または地域以外の国、地域からの小動物は有効なマイクロチップを装着し、狂犬病抗体検査報告(抗体値または免疫抗体の量が0.5IU/ml以上であること)を提出できること、尚且つ、入国時の検疫検査に合格すること。
c.小動物が盲導犬、聴導犬、救助犬の場合、有効なマイクロチップを装着し、トレーニング証明および所有者(飼い主)の証明を提出できること、尚且つ、入国時の検疫検査に合格すること。
(5)隔離検疫の必要がある小動物は必ず隔離施設が設置されている空港から入国しなければなりません。中国税関管理局公式サイトに隔離検疫ができる空港リストを公表し随時更新します。現在、隔離検疫ができる空港は以下の通りになります。
空港名称 |
管理局名称 |
北京首都空港 |
首都空港税関 |
上海虹橋国際空港 |
虹橋国際空港税関 |
上海浦東国際空港 |
浦東国際空港税関 |
ウルムチ地窝堡国際空港 |
ウルムチ空港税関 |
(6)以上の条件を満たさずに税関が規定の期間内に出発地に返却、もしくは殺処分した場合、中国東方航空は一切の責任を負いません。
(7)その他の具体的な検疫条件は中国税関管理局公式サイトhttp://www.customs.gov.cn の
2019年第5号通告≪关于进一步规范携带宠物入境检疫监管工作的公告≫を参照してください。