以下の内容は、患者の飛行適性の判断に役立つ、医師のための参考資料です。
- 機内の気圧は、高度2,300m(7,000ft)の気圧と同等に保たれています。
- 客室乗務員は基本的な応急処置の訓練を受けていますが、患者に注射をする権限はありません。また、乗務員には航空機全体の状態を維持する義務があるため、お客様に特別な処置を施す時間はありません。
- 航空機の技術的状態によって、機内では移動できるスペースと快適性が制限されます。
次の条件に該当する患者は、航空機での移動に適していません。
- 深刻な状態または危険な状態にある心臓病患者。例:重篤な心不全、チアノーゼ症状または心筋梗塞の患者(飛行前の6週間以内に心筋梗塞に罹患した患者)。
- 生後14日未満の乳幼児。
- 妊娠36週を過ぎたお客様は搭乗できません。妊娠32週に達したお客様には、出産予定日が明記され、旅行に支障がないことが記載された診断書(医師の署名入り)のご提示をお願いしています。
- ヘモグロビン濃度が50%以下(Hb8g/dl)の貧血症患者。
- 耳管閉塞の症状を伴う重度の中耳炎が認められる患者。
- 自然気胸を最近発症した患者、または気胸の血管造影により神経系症状を最近発症した患者。
- 縦隔腫瘍、上部大腸脱腸肥大、腸閉塞を有する患者。頭部のけが、頭蓋内圧亢進、または頭蓋骨骨折を有する患者。最近下顎骨骨折に罹患し、金属生のワイヤーを装着された患者。
- 薬またはアルコールの影響を受けた旅客、精神病患者、他者を傷つけたり、自傷行為傾向のある方。
- 最近手術を受けて傷口が完全に治癒していない方、フライトのご利用から2週間以内に出産した女性。
- 過去30日間に脊椎灰質炎症を発症した方。
以下の感染症または難病の患者:
- コレラ、腸チフス、パラチフス、発疹チフス、赤痢、天然痘、猩紅熱、ジフテリア、ペスト、流行性脳炎、髄膜炎、伝染性結核、その他の伝染病。
- 伝染性創傷がある患者、または重篤な皮膚病患者。
- 喀血、吐血、または嘔吐の重篤な症状がある患者。
既往症がある方のほとんどは、航空機で支障なく移動ができます。
最近、病気、入院、けがまたは手術をしたため、または既往症があるため、旅行にふさわしい健康状態ではない疑いがある場合は、医師による診断を受ける必要があります。
多くの航空会社と同様に、中国東方航空では、国際的に定着している基準に基づいて航空旅行に支障がないかどうかを判断します。
新規ウィンドウで世界保健機関(WHO)の航空機旅行の際の健康への配慮のページが開きます
上記の情報は参考用です。詳細は当社営業所にお問い合わせください。